『ゲンムvsレーザー』『ブラックパンサー』見た
週末見た映画1
『仮面ライダーエグゼイドトリロジー アナザーエンディング ゲンムvsレーザー』
キレイに収まった。
本トリロジーは「そういやそれ解決してなかったね」「そのネタ拾ってくんの」みたいなのやってすっきり終わらせてくれるので気持ちよかった。
エグゼイドは「お話が良い」と「オモチャを欲しくさせる(かつ無茶な登場をさせない)」と「ファンサービス」がどれもうまい具合に盛り込まれてて単純に「すごいなー」「うまいなー」だけじゃなくて「なんでそんなに……! 商売の才能があるの……!?」って気持ちにさせられますね。
話の都合に理屈をつけるのがうめぇってのかな。良かったわ。
例えばゲンムレベルビリオンはなんでマキシマムマイティの使い回しなんだよってぱっと見でなるところが、「天才ゲーマーの力を手に入れて生み出したから」とか「リプログラミングで敗れた因縁の相手でありつつ(さらにそのリプログラミングの技術は桐矢が完成させた)自らもリプログラミングの能力を行使したいから」とか「ゲンムレベル2の姿のまま戦わせることもできるから」とか
商売上の都合と現場の都合にうまく作中の機能や因縁が噛み合ってて最終的な感情が「うめぇ……」になっていくのが見事。匠か? そういえばレーザー レベルXのクリティカルクルセイドが巧ファイズでしたね。
あとは黎斗が医療を信用してないとかね。1年本編見せられた後なのに「あー、あー!なるほど!」ってなっちゃったよ。ほんと良くできてるなあ頭いいなあ。
あとは檀政宗が楽しかったです。
週末見た映画2
『ブラックパンサー』
早いもんで『シビルウォー』からもう2年になるのね。僕結構ブラックパンサー好きなんですよね。パッと見脳筋キャラに見えるけどインテリ科学者なところとか。まあMCUだと科学要素はシュリに吸われてましたけど。
でもMCUのブラックパンサーは王様なりたてっていう若さが新たな魅力になっててまだ出会って日が浅いのにいいキャラだなーって思います。キャプテン・アメリカやソーもそうだけどMCUは全体的にヒーロー達に若さが垣間見あるのが面白いとかですね。
今回のティチャラはアウェイだった『シビルウォー』と比べてホームだからかかわいい言動が多くて微笑ましかったです。
メインヴィランのキルモンガーも譲れない信念があってともすればティチャラ以上に感情移入してしまうキャラクターなんですが、父の意思を継ごうとするものと父の因縁を振り切った者では後者が勝つのは必然。フィクションでは。
フィクションでは意思が上回った方が勝つのだ。
だから父に疑念を抱いたティチャラではハングリー精神の権化たるキルモンガーに勝てないし、迷いを振り切って国と世界を背負ったティチャラはブラックパンサーとして勝利するのです。カッコいいー!
バロン・ジーモに続いて引き続き、「罪を憎んで人を憎まず」な信念も素晴らしい。本作について「ジーモ殺さなかったんだから助けろよ」って意見も見えたんだけど、そういう殺した殺さないということではなくてティチャラはあくまで「人は許す」んだと僕ぁ思った。
だからキルモンガーの憎しみは理解したし、彼の想いを受け止めて諸国の支援とワカンダの秘密の公開に乗り切ったんでしょう。そもそもキルモンガーが死にたがったんだし親父のところに行かせてやろうとするのは優しさですわな。別に介錯したわけでもなし……。
ただ、こう、面白かったんだけど一部で「凡庸」って言われる理由もわからんではないけど
「親父の因縁で新たな強敵登場!国を乗っ取られた新たな王は自らの使命に目覚めて悪い奴をやっつける!国を取り戻したぞ!」ってプロットはこう、ほぼこないだの『マイティ・ソー:バトルロイヤル』と同じですよね!? ってなるわな。うん。そこは気になった。
っていうか最近のMCU、親の因縁に付き合わされる息子物語が多くない?
あとストーリーはなんというか白人への皮肉が効いたストーリーだな〜〜って感じはするけど所詮我々黄色人種的にはいまいち傍観者にならざるを得ないのでどうしても「そうにゃんか〜〜」ってベガ立ちムーブになるのも致し方なしか。この当事者じゃないのでいろいろ周りの人間の心情を想像していくしかないってのは『バイオショック:インフィニット』でも感じたなあ。
今でこそポリコレだなんだと、とくに映画では言われがちですが『ブラックパンサー』って黒人初のスーパーヒーローなんですよね。そいでそいつがめちゃめちゃすごいという。登場当初こそなんかすごさがわかりやすすぎて嫌味ったらしくないか? ってところもあるんだけどその後どんどん凄味が増していって今やマーベルユニバース有数のスゴイヒーローとして貫禄死ぬほどあるのほんとすごいな〜〜と思う。
だって『仮面ライダー』が産まれる前ですからね。ブラックパンサーのデビュー。
ブラックパンサーがデビューした『ファンタスティック・フォー』は邦訳本『ブラックパンサー:暁の黒豹』に収録されているので買いましょう(宣伝)。
あとワンシーン『けものフレンズ』がありましたね。
なんにせよよかった。なによりワカンダをああいう形で映像化されると降参するしかない。やっぱり情熱もってる人間に金と人手を与えるとモノすげーよ。お金isグレート。みんなもお金を稼いでいきましょう。
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