池袋晶葉のアイドルチャレンジがすごいという話
こないだも書きましたが、
現在モバゲーのソーシャルゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ』
で開催中のイベント『目指せ優雅なお嬢様アイドルチャレンジ』がすごいです。
これまでも同人誌を出したり、
水面下で池袋晶葉の良さの普及を画策してきた僕ですが、
今回の池袋晶葉のイベントはちょっとヤバく、
また、ヤバさの割には「課金とかしなくてもとりあえず体験できる」
という点でスゴいので
是非多くの人にプレイしてもらいたいと思い
このエントリを書くに至りました。
っていうかネタバレなんだけど
見られたら満足されちゃうんじゃないかと思うけど
とにかく池袋晶葉がヤバいので
みんなプレイしたりしてくれ……
頼むぜ……
◆池袋晶葉がドヤ顔じゃなくてすごい
*1これまでの池袋晶葉は例外なくドヤ顔でした。
それが彼女の「自分は天才である」という自信を表しており
魅力的なところでもあったのですが
「晶葉のほかの表情も見てみたい」
というのは3年以上にわたり池袋晶葉担当プロデューサーの夢でした。
ところが今回の『お嬢様チャレンジ』では……
トップページからしてこれですよ。
この穏やかな表情……
母性に満ちた慈愛……
さらに困ったような表情や
逆に満面の笑みも見せてくれます。
さらに今回はトレードマークである「白衣」も未着用。
いままで池袋晶葉Pたちが夢想しながら
実現はしないだろうと思っていたビジュアル要素が
一気に攻めこんできたのです。
◆池袋晶葉がロボだけじゃなくてヤバい
「池袋晶葉はロボを作る天才少女、というだけではない」
というのは長年(3年)池袋晶葉担当プロデューサーが訴え続けてきた問題でした。
初出が最初期のイベントの完走報酬だったことから
古参プレイヤー以外ではなかなか池袋晶葉のデビュー戦を見ることはできませんでした。
彼女は最初期から「傲慢な面を見せる、天才ロボ少女」というようなキャラクターでは決してなく、「ロボ以外のことにも興味や楽しみを見出す好奇心のある子」「いつも自信満々なのではなく、緊張したりすることもある」「プロデューサーに淡い恋心のような信頼感を見せる」「本当にときたま、しおらしい一面を見せることがある」
と、様々な表情を見せてくれる子でありました。
その後も投入されるのはイベント限定キャラとして、
手に入れるにはフリートレードか、もしくはガチャで恒常配信のSレアを引くことでしか池袋晶葉とは出会うことができませんでした。
しかしその特徴的なビジュアルやキャラクター性、科学的スキルの持ち主という特殊性からメディアミックスや二次創作では案外と重宝される子であり、「池袋晶葉は育てたことはないが知っている」というモバマスプレイヤーは相当な数が存在していました。
これは池袋晶葉の知名度アップにつながる反面、本来の彼女が持つ多様な要素についてはなかなか掘り下げられる機会はありませんでした。
池袋晶葉担当プロデューサーたちにとってこれは痛し痒しのことであり、
3年間に渡り彼らは継続的な「本来の池袋晶葉の啓蒙運動」に励むことになりました。
しかし、結局のところ究極的には「最初の池袋晶葉を育てさせること」以外にそれをわからせる手段はほぼないと言えました。
もちろん他のイベントで登場する池袋晶葉にもさまざまな面があり、それだけでも十分に彼女の魅力に触れることはできたのですが……。
やはり池袋晶葉のオリジンを知っているのと知らないのとでは認識に大きな隔たりがあるというのは事実でした。
しかし今回の『お嬢様チャレンジ』の池袋晶葉は実にさまざまな表情を見せてくれます。
「ロボだけではない」と奮起したり
信頼できる相手に自分に似合うドレスを教えてもらおうとしてみたり
仲間からかわいいと言われて言葉を噛みしめるように喜んだり
いつも着てる白衣をやめ、
自らお嬢様らしいコーディネートを追求したうえに
うまくいってるかどうか自信なさげにプロデューサーに尋ねてきたり
優雅に紅茶を飲む……というのがうまくできなくて
ちょっと恥ずかしくなってきちゃったり
突然惚気はじめたり
素直に感謝を述べ、決意を新たにしたり
あまりに華やかなドレスに身を包んだことで
緊張するあまり笑いが漏れてしまったり
確かにピアノの演奏が上達していくのを
ゆっくりと噛み締め、パートナーを確認しあったり
聞き惚れてくれたことにうれしさをおぼえるとともに緊張がほぐれていったり……
自らのアイデンティティでもあったロボに頼らず、
自らの力で舞台にのぞむことを固く決意したり
練習を続けるなかで「楽器を奏でる」ということの楽しさに気づいたり
そしていよいよ本番……
池袋晶葉の努力は結実するのか?
とにかく「努力」「好奇心」「愛」「臆病」などといった
さまざまな池袋晶葉の感情の機微を見せてくれる今回のアイドルチャレンジ。
池袋晶葉はロボを作ってくれるだけの存在ではない。
そのことに今からでも気づかせてくれる非常に素晴らしいシナリオとなっているのです。
◆池袋晶葉のテキストがヤバい
まずテキストの量がハンパじゃないです。
さっきアレほどスクリーンショットを貼りましたが
アレでも10分の1も網羅できてないと思います。
さらに過去池袋晶葉が発したように
「仕事」のことをちゃんと「お仕事」と言わせるなど
文芸設定の整合性もばっちりで、
これまで池袋晶葉を3年間フルにプロデュースしてきたプロデューサーでも唸るほどの完成度の高さとなっています。
これまでの池袋晶葉を総括しつつ、
いままで池袋晶葉とともに歩んできた者にはこれまでを超える池袋晶葉を、ずっと見たかった池袋晶葉を、想像することすらできなかった見たことのない池袋晶葉を見せてくれ、
そして池袋晶葉を知らない者にはコレ以上になくベストな形で池袋晶葉というアイドルの姿を提供してくれます。
さらに少しプレイするだけなら重度の課金も必要ありません。
極端な話レアな絵柄を手に入れようとしなければ
無課金でもストーリーを堪能することは可能です。
そして重要なことは
このイベントは今しか楽しめないということなのです。
3月の10日になったらもう遊ぶことはできません。
池袋晶葉の目標に向かって研鑽する姿を見守るのはまさにいまがチャンス! なのです。
アニメで『アイドルマスターシンデレラガールズ』に興味を持ったという人も多いでしょう。
今回のイベントは池袋晶葉をはじめ、残りの3人全員がアニメには(少なくとも現段階では)登場していないキャラクターたちです。
池袋晶葉だけでなく残りの3人に対してもこれまで以上の掘り下げたストーリーを持って今まで以上に輝いた姿を見せてくれることでしょう。
ソーシャルゲームをはじめる、ということは今や決して明るい話題ではありません。
どうしても課金をしないとフルに楽しむことはできませんし、
そのために、結果的にコンシューマーゲームが余裕で買えてしまうような額を課金してしまう……といったこともあるでしょう。
しかしそこで得られる経験や愛、友情は唯一無二のことであることも事実。
そしてそうしたかけがいのないものをあなたが経験するゲームは『アイドルマスターシンデレラガールズ』かもしれません。
まずは騙されたと思って池袋晶葉を見守ってみてあげてください。
きっとなにか心に残るものがあるはずです。