池袋晶葉とくべつ企画:ウサちゃんロボとは何者か
みなさまピーエムオフィスエーより発売された「ウサちゃんロボ」のプラモデル、お買い求めになりましたでしょうか。
店員さんに許可もらって写真撮ってきたけど店頭に池袋晶葉が死ぬほど並んでるのアホみたいに感慨深くありませんか? 5年目でようやくここまで来たぞ pic.twitter.com/kOA2uc63Rb
— 9月27日誕生日マン (@barzam154__) 2016年9月27日
ただ単にかわいいだけでなく、上記のようにお店に池袋晶葉のオフィシャル商品がズラリと並んでるという感動的な光景が見れるのでぜひお店に足を運んでみてください。
工作難度的にはまーニッパーありゃできるっつーかガンダム作ったことあるならイケるでしょう。
作ったことなくてもイケると思います。接着剤はいらないです。
で、まぁウサちゃんロボなんですが……なんでこんなものをいきなりプラモデルにしてしまったのでしょうか!? 正直、正気を疑うよな。
そのへんの話は月刊モデルグラフィックス'16年10月号のメーカーインタビューに掲載されていたのでそちらに譲るとして
今回は「そもそもこいつ、なんだよ」というのがわりと曖昧になってきてる気がするのでその辺をまとめて行こうと思います。
ウサちゃんロボが我々プロデューサーの前に初めて登場したのは2012年9月に『アイドルマスター シンデレラガールズ』で開催されたイベント「秋夜のお月見会」でした。
[ムーンライトバニー]池袋晶葉
[お月見ウサミン]安倍菜々+
のイラストにてその姿を見ることができます。
(お月見ウサミンは持ってないので@hito4622 さんにスクショをもらいました。)
形としてはウサミンから池袋晶葉へと発注し、納品されたのがあのウサちゃんロボということになります。
また、池袋晶葉がこの時点で抱えているウサちゃんロボが今回プラモデル化されたウサちゃんロボとは微妙に形状が違うことにも注目されたい。
バランスなどはともかく、晶葉が抱えているものは脚部がキャタピラ*1となっているのが特徴です。
両ウサちゃんロボに共通する特徴として、頭部がおそらくブラウン管のテレビデオであることが推測されます。
このご時勢にテレビデオ、しかもかなり小さいサイズのものなんか手に入るのかという疑問があるのですがとにかくそうなのです。
ということは表情がコロコロ変わるのはVHSビデオで映像を流すことで表現しているんでしょうか。いろいろと謎です。
さらに機能としてはお団子配りとバックダンサーができる……と死ぬほど高性能です。なんなんでしょうか。やはり池袋晶葉は天才なんでしょうか。
少し話は逸れるのですが、その後「池袋晶葉開発のロボはあくまで電子工作でOSによる制御はされていない」ということが明らかになるのですがなんか逆にすごいですね。
もう少し初登場時のウサちゃんロボに関するテキストを集めてみましょう。
晶葉のフレーバーテキストによるとどうやらキャタピラタイプのウサちゃんロボは試作型のようです。このあと二足歩行に進化したようだ。ガンタンクからガンダムになるようなもんですね。
このあと完全に忘れ去られる設定なのですがどうやら正式名称は「お月見ウサちゃんロボ」らしいです。
頼子さんの知能をなんとかウサちゃんロボにフィードバックしようというさらっとものすごいことを言い出す晶葉も見所です。これも完全に余談なんですが池袋晶葉と古澤頼子さんは初期はよく……よくと言っても2回くらいなんですが絡んでました。最近は頼子さんは都ちゃんとよく絡んでる印象ですけどね。
テストの結果は良好だった模様です。ちなみにこの池袋晶葉が「信頼しているプロデューサーと秘密を共有したがっている姿が愛らしい」とかそういう話はいくらでもできるのですが、今回の趣旨からは外れるのでやめておきます。
ウサちゃんロボに負けない意欲を見せる池袋晶葉。
えっちなセリフにしか見えないがウサちゃんロボのことです。プロデューサーと入念な試験を繰り返した結果、問題なく運用できてる模様。良かったね!
イベントメモリーでもウサちゃんロボについて触れられています。ウサミンのバックダンサーのほか、ファンにお団子を配る役割も担っていたウサちゃんロボですが、池袋晶葉のステージにも登場していたのかもしれません。
尚、池袋晶葉は自分のファンにはウサちゃんロボからでなく、自分で配りたいという意思も見せており彼女のアイドルとしての成長を感じさせてくれます。感動。君も泣け。
と、まあはじめて登場したウサちゃんロボについてはこんな感じです。
その後、1stアニバーサリーではジュースも絞れ、給仕もできるという設定が明かされていますが高性能過ぎないだろうか。
ミニゲーム『ダイスDEシンデレラ』では池袋晶葉が搭乗する大型武装タイプも登場します。ドリルついてますが……。
どことなく『ロックマン』っぽいデザインがイイですね。
その後、ウサミンのイラストにも頻繁に登場するようになります。とくにこの[制服ウサミン]での部屋に無造作に置いてある感じはポイント高いです。
寂しい夜にひとり話しかけていたりするのでしょうか。
特訓後にも登場。
ハッピーニューウサミン特訓後のイラストでもダンサーとして活躍している様子が確認できます。すっかり安部菜々のマスコットキャラとして定着している模様。
スペースウサミンではついに携帯ストラップとしてグッズ化。キャラクターの権利はウサミンと晶葉、どちらが持っているのでしょうか。ウサちゃんロボ制作にあたってウサミンからはラフデザインなどが提出されたのでしょうか。それとも権利は半々なんでしょうか。
なお、ウサちゃんロボストラップはアニメにも登場。
クリスマスウサミン特訓後ではキャラデコクリスマスよろしくクリスマスケーキの上に鎮座しています。プレミアムバンダイで注文できるんでしょうか。子供にも人気なんでしょうか。
17歳にして腰がキてるらしい(えっちですね)ウサミンを支えている場面もあります。
続いて池袋晶葉、安部菜々以外のキャラクターとウサちゃんロボの絡みを見ていきましょう。
有名なのはトランサンドバニー 高嶺のあさん特訓後の傍らで電源を切られグッタリしているウサちゃんロボ、通称のあちゃんロボです。
こちらの個体は胴体の「USA」表記が「NOA」に変わり、更に脚部がムーンライトバニー晶葉の携えている試作型のキャタピラタイプとも、ウサミンの連れている二足歩行タイプとも違う、脚の先からキャタピラが生えたゲッターポセイドンのような形状となっています。
参考:ゲッターポセイドン
また、ハッピーホーリーナイトのイヴのプレゼントに紛れていたり……
ここにいる
直接ゲームでは見れないんですがコミケで販売されたアニバーサリー・フォーユー卯月のイラストを使用したブランケットにも登場します*2。
最後に『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』について。「アタシポンコツアンドロイド」の「ロ」の字がウサちゃんロボです。
1周年カウントダウンのコルクボードではじめて全身が登場。正直アニメ・デレステからのプロデューサーからするとかなり「なんだこいつ!?」な感じもある気が……。
1周年でのメジャーアップデートからはログインボーナス画面でもランダムに表示されるようになりました。誰が描いたんでしょうか……。
『シンデレラガールズ』ではトリミングの関係上よく見えなかったんですが、『スターライトステージ』でのパフュームトリッパー 一ノ瀬志希特訓後イラストにてウサちゃんロボの設計図が確認できます。
ここにある
と、いうわけでプラモデル発売記念にザッとウサちゃんロボの軌跡を追いかけてみました。かなり抜けもありそうですが大体こんな感じです。これまでなんとなく目に入っていただけで、なんなのか分からなかった人たちにも興味を持っていただければ幸いです。
ウサちゃんロボのプラモデル、ただかわいくて組み立てがチョロいだけでなく、池袋晶葉の開発したロボを組み立てることでより池袋晶葉を身近に感じられたり、池袋晶葉の追体験ができる画期的な商品となっています。
言うなればAR(拡張現実)アイドルマスターシンデレラガールズと言えるでしょう。皆さんももウサちゃんロボのプラモデルを購入して、現実とフィクションの境目を曖昧にしてみてはいかがでしょうか。
ピーエムオフィスエー アイドルマスター シンデレラガールズ ウサちゃんロボ 全高約120mm ノンスケール プラモデル PP056
- 出版社/メーカー: ピーエムオフィスエー
- 発売日: 2016/09/30
- メディア: おもちゃ&ホビー
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