『ロストエイジ』がダメだった人にこそ見て欲しい『トランスフォーマー:最後の騎士王』
実写トランスフォーマー最新作の『最後の騎士王』、1週間遅れで見てきました!
正直前作の『ロストエイジ』で萎え萎えになってしまったところがあり、今作も期待値はチョー低かったんですが、周りからは意外な好評。暇もできたし見に行くか! って軽い気持ちで見てみたらもうこれが最最最最高高高。
下手したら、いや間違いなく実写トランスフォーマーシリーズで最高に好きかも! な傑作に仕上がっていました。
ただ、今作を「実写のトランスフォーマーで最高だ!」って言うのは僕みたいにG1と歴代実写シリーズが大好き! ってタイプかも。
そうした文脈抜きだと本作は
「バカ映画を3時間見せるために編集の暴力でなんとかした映画」って感じです。
ただ、そうした要素だけでも夏休みらしい視聴感を得られる良作であることは間違いないかと。
未視聴勢、とくに表題の通り『ロストエイジ』でふにゃふにゃ〜〜ってなっちゃった人には以下の2点でオススメしたいです。
・10年間の実写トランスフォーマーシリーズの積み重ねをガシガシ使ってる! ファンはエモくて死亡
・めちゃめちゃG1の要素が使われてる! 古参ファンでもあればエモくて死亡
って感じ。
ほんとに要素でボッコボコにされる映画なので、僕は今作はマジでいつも通りバカ映画なんですがクライマックスで半泣きになりました。
以下エモかった点をネタバレ全開で列挙。
ホンマ良かったわ〜〜〜〜。
G1を彷彿させる要素が豊富!
だからうれしい!
まず「アーサー王の時代とトランスフォーマー」って時点でクソ名作回の「タイムトラベラー」ですよね*1。
本作はこのモチーフを皮切りにG1っぽい要素が死ぬほどある!!!
まずうれしいのは『ロストエイジ』で示唆されてたクインテッサとユニクロンが出し惜しみせずに登場する点。
や、正直もっと引っ張ると思ってたわ!
クインテッサが画面に映った時の「ギャー!クインテッサだー!」って感情!
正直クインテッサに対してこんな感情が湧く日が来ようとは。
でもそんな想いも喚起させるような絶妙なデザインのリファインが見事です。
美人な女性になってるのにめっちゃシルエットクインテッサっぽいんだもんな〜〜。
しかしすごいデザインだな。
ユニクロンの正体には驚きましたが、これ『トランスフォーマーアドベンチャー』ネタなんですね。見てなかったわ。
コグマンがヘッドマスターだったのにも驚き!
『リベンジ』でプリテンダーが出てきた時と同じような感動がありました。ウオォ。
ほかにも『ロストエイジ』と比べて愛嬌あるキャラクターになってるグリムロックにも感動!
ていうかあの後帰ったと思ったよ! 一緒に住んでるのかよ!
ほかにも合体戦士*2とかも「アーーーー」なりましたね。
クライマックス近く、平原でメガトロンがディセプティコン軍団を率いて攻撃を仕掛けるシーンのダラーっとディセプティコン軍団が並んで、適当に撃つシーンがあまりにも初代アニメっぽくて泣きそうになってしまいました。
そして何よりも「オプティマスが脇役」ってのがなによりも初代っぽい!!!
3時間の上映時間のうち、オプティマスが活躍するのは30分もないんじゃなかったか?
この、「総司令官がアニメの主人公とは限らない」って感じがたまらなく初代アニメっぽくてたまらんのでした。
ほかにも色々エモかったはずなんだけど忘れた。
過去実写作品の要素がバシバシ出てきてエモい!
『ロストエイジ』で「あれ?仕切り直しなの?」ってなっちゃって寂しくなっちゃった実写シリーズファンモ多いと思いますが、今作は最初の三部作の要素がバシバシ出てきてこちらでもたまりませんでしたね。
まずシカゴでバリケードが再登場するのがたまらん!
バリケードといえば初代実写TFではディセプティコンで唯一消息不明だったキャラ。まさか10年後に再登場するとは思わなかったよ!*3
久々トランスフォーマー組としてはホィーリーやトップスピンの再登場、さらに名前だけとはいえショックウェーブとサウンドウェーブにも触れるとは〜〜!
意外とディセプティコンの個人個人には人類側からはメガトロンくらいしか触れられないので、この2名が民間人の口から有名人として語られるのには漏らしました。
そしてスタースクリームの首!
正直『ダーク・サイド・ムーン』で死んだ時かなり寂しかったのもあって、今作でまさかのメガトロンの口からその死を惜しむセリフが出た時はウギャーなって劇場で爆発して霧散しました。最高。
ショックウェーブと瓜二つな新キャラ、ニトロゼウスも気になるキャラクター。性格、というかべしゃりの勢いは正反対でしたが。
『スーパーリンク』のレーザーウェーブとシックスショットみたいに兄弟だったりして。
さらに人類サイドもレノックスに将軍、さらにはお前を待ってたぞなシモンズも再登場してこちらのテンションは最高潮。
いずれも過去三部作を引っ張りに引っ張ってくれた名キャラクターですからこのポイント絞った再登板には唸るものがありました。
しかも「これでサムが出てくれたらな〜〜」と思ってたらまさかよ写真での登場。この時点で【最後の騎士王』への不満が全てなくなってしまい、完璧なファンムービーとして完成されてしまいました。
ありがとうベイ。
クライマックスがトランスフォーマーだけが頑張るのではなく、人類側もガシガシ戦いに参加するのがトランスフォーマー流だよなぁ〜〜!
ウイングスーツが再登場したのにも目頭が熱くなっちゃったよ。
あと下劣な話題で盛り上がるおばさんたちもウィトウィッキー家感がありましたね。
そんなわけで『最後の騎士王』、期待ゼロで見に行ったこともあるかと思いますが死ぬほど楽しめました。
ほんと実写トランスフォーマーでナンバーワンまである。
『ロストエイジ』からここまでの見事な復活をみせてくれるとはほんとに脱帽もので、ここから始まる新たなストーリーにも否が応でも期待してしまいます。
これからまた何年間か、実写トランスフォーマーシリーズを楽しみに生きることができるぜ!
ほんま最高。
見ろ。
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