一晩明けて伏線に気づいた『アントマン&ワスプ』
『アントマン&ワスプ』見てきたよ!
今回もダラーっと見てハハハ……と笑えてなスナック感覚な楽しい映画でした。
『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』の後だとこれくらいがちょうど良いと感じる。
まあ『デッドプール2』があったけどさ。サノス、イキってる!
以下思ったことメモ書き程度に。
見終わった人が読んで「だよねぇ〜」って思ってもらえるくらいのアレなんで特に深くないしネタバレとかも気にしてないので一応見てから読めよな。
今回は予備知識ほとんど入れてなかったし『アントマン』自体邦訳版の『セカンド・チャンスマン』くらいしか読んだことなかったしで色々新鮮に楽しめました。
同時にいつものマーベル映画化見てるときみたいな
「あっ! オタク喜びポイント!」
みたいな気づきがあまり得られなかったのはちょっと寂しかったんだけどオタクじゃないから仕方ないね。
そもそも今回のヴィラン、ゴーストを全然知らなかった。多分単純に出会ってないないままで読んだ作品で……。ゴーストライダーやレッドゴーストならわかるんですけど……。
『スパイダーマン:ホームカミング』見た時も思ったけど、散々これまでの作品で宇宙やら世界の危機やらで大騒ぎしてるのに割とこじんまり気味の事件でもしっかりお腹いっぱいにしてくれるのはいいよね。
今回も縮小アクションがいろいろトンチが効いてて面白かった。
アクションシーンじゃないけど警察から追われてるのにも関わらずピム粒子の技術で割と悠々自適に暮らしてる感があるハンクとホープの親子はとても良かったわ。
ホットウィールで選び放題のマイカーとキャリーケースみたいに持ち歩けるラボ!
羨ましい! すごい! それ欲しい!
と純粋にドラえもん見てた時みたいな気分になってとても良い。
今回は悪役含めてすげー残忍な憎たらしい奴みたいなキャラがいなくて最終的に全キャラに愛着湧くみたいな構成になってるのもいいね〜。
三つ巴のわちゃわちゃ感も素晴らしい。
ゴーストとの戦いもさあラストバトルだ! って感じはなくてあくまでわちゃわちゃのなかの過程の一つにしかなってなくて、思い返すと
「あれ、今回のボスバトルって……ゴースト……?」
ってなるくらいではあるんだけど別にそれに物足りなさを覚えるわけでもなくて、あくまでわちゃわちゃ全部がラストバトルって感じで良かったわ。
スコットや仲間たちの会話も相変わらず笑えて良い。ルイスのマシンガントークは今回もやべー
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に比べるとかなりオフビートな笑いなんだけど自分はこのくらいの方が好みです。
夏休みだからか結構小学生や幼稚園生もいたんだけど自白剤のシーンとかみんなクスクス笑ってて良かったよ。
そういえばスコットがセキュリティの会社を始めてるのは『セカンド・チャンスマン』でもありましたね。
原作ネタといえばビル・フォスターはなかなかニヤニヤできたキャラクターでした。
シビルウォーをきっかけに警察に追われる身となったハンクが止むを得ずビル・フォスターに助けを求める……。
原作ではシビルウォーでハンクの発明したラグナロクにビルが殺されてしまった、という経緯を踏まえるとなかなかニヤつける展開だった。
今回唯一オタクニヤニヤできたシーンでした。
逆に『シビルウォー』以外でビルのゴライアスを知らないんだけどね……。
そしてラストシーン!
もともと「『インフィニティ・ウォー』とどう繋がるんだろう?」とは思ってましたが、ラストに至るころには完全に忘れてたので一件落着な和やかな雰囲気からのドガーン!でウワアアアアアアア! ってなりました。
っていうか『インフィニティ・ウォー』の例のシーンでは特別にショックは受けなかったんですよ!
だって『インフィニティ・ガントレット』知ってたら予定調和だもんな。むしろそれまでの展開ですっかりMCUサノスに魅せられていたので
「ああついに悲願を達成できたね! おめでとうサノス!」
くらい思えた。
でも今回はまったく頭の外だったので
「ウギャアアアアアアアア忘れてたンアアアアアアア!!!!!」
ってなって大ダメージ! 畜生畜生……。
あと
「MARVELてめえ! もうスタッフロール後にサラサラはやるなよ! 絶対やるなよこれだからだからな!」
とも思った。つーかもう一回やられたら天丼で笑っちゃうのでやめてね。
あとどうでもいいところでジャネット。
満を持しての登場となりましたがあれだけ訳のわからない、ストレンジもビックリな謎空間である量子の世界で謎のボロ切れ+謎の槍(ナギナタ?)というステレオタイプな漂流スタイルだったので笑ってしまった。
お婆ちゃんそれどこで素材手に入れたの?
ハンクとの再会シーンはかなりジーンときてたんですが笑いが同時に来て混乱した。良かったけど。
そしてここからが表題の件。
呑気に「今回は次回以降に繋がりそうな展開がラストシーンくらいしか無かったな〜」程度に構えていたんですが一晩明けてから「あ!?」って気づいた。
アントマンのパートナーになりたい、とスーパーヒーロー願望を出してくるキャシー!
これって後々の展開にスタチューを出す伏線だったのか???
スタチューはキャシー・ラングその人がピム粒子の影響で巨大化できるようになったことで始めたスーパーヒーローで邦訳本だと『シビルウォー』や『シークレット・インベージョン』とかで読めます。というかあの辺の展開あたりいろいろ出てそうだな。
確かスコットが死んだあとデビューしてスコットが生き返るんだけどそのあとキャシーが死んじゃってなんやかんやあってキャシーは生き返るとかそんな展開だった気がする。
死んだり生き返ったりしろ!
というわけでキャシーのヒーローに憧れる発言は今後スタチューのMCU出演が叶うか叶わないかは別にしろとりあえず撒いとこ的にやっておいた伏線的なものなのでゎ!?!? とぉもった。。。
と、思ったらアベンジャーズ4にてキャシー・ラング役に大きい子を起用!? 的なウワサが流れてるじゃない!
あら〜〜〜〜〜〜!
というわけで今後の展開でなにかがあったときにドヤ顔できるネタが一つ増えましたね。そうか?
というわけで『アントマン&ワスプ』安定して面白かったです。
次はキャプテンマーベル? か?
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