アントマン:セカンドチャンスマン/デッドプール:モンキー・ビジネス


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死んでた。


先日、小癪にも誕生日を迎えまして
いろいろプレゼントをいただきました
本当にありがてぇ

そんなプレゼントのなかに読みたかったアメコミが二冊もあったのだ
アメコミ、高いので月に一冊しか買わないようにしてるんだけど
今月は二冊も人の金で読めるのか……なんて幸せなんだ……

というわけで軽く紹介しようと思います


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まず現在映画も公開中の『アントマン』の原案となっている『アントマン:セカンドチャンスマン』。
身体を縮小でき、蟻と意思の疎通ができるアントマン。その二代目として戦ってきたダメ人間、スコット・ラングの生き様を追う一冊となっています。

お話もアメコミにありがちな「なんか連綿と続いてる物語をぶった切って単行本化したもの」でなく、短編シリーズを一冊にまとめたものなので「そもそもアントマンってどんなヒーローなの?」というところからはいって、キッチリオチをつけて完結するので、「最初の一冊」としてもオススメです。
ていうか買え。

この作品、ヒーローやスーパーヴィランがいる世界のリアルさ、というか
そのお話の中で登場人物たちは毎日を暮らしてるんだなーみたいな描写がうまくて
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マスクをつけたヒーローや悪人が特に変な顔をされずにハンバーガー屋に出入りしてたり

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就職活動したり

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保険証を持ち歩いたりしてます

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なかでも傑作なのはコレ。
アントマンを襲撃したとあるヴィラン*1が、「なぜアントマンを狙ったのか?」を話しながらスマホのホーム画面を見せて上のセリフ。
"ウーバー"とはスマホアプリを用いたタクシーの配車サービスのこと。
つまりMARVELの世界では金さえあればスマホアプリでタクシーを呼ぶ感覚でスーパーヴィランに仕事の依頼ができるのです!!!!
これめっちゃ笑った。
こんな感じで全編軽いノリでジョーク尽くしのコメディ作品となってます。

他にも「こういう能力あったらそう使うよね!」みたいな要素がてんこ盛りで本当に楽しい漫画です。
先にも書いた通り、これ一冊で話が完結してる作りなので、アメコミファンや映画を見た人だけでなくともオススメできる本となってます。
マジ面白いから読んで。さあ。

アントマン:セカンド・チャンスマン (MARVEL)

アントマン:セカンド・チャンスマン (MARVEL)

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あと『デッドプール:モンキー・ビジネス』ももらっちゃいました。
ありがてぇ

こちらはデッドプールとスパイダーマンがチームアップするお話。
デッドプールのキチガイさはいまや日本のインターネット上でも有名なのでここではわざわざ書きませんが、
彼をウザがりつつも根は優しいのでいろいろ手を焼いてしまうスパイディとのコンビがほんとに楽しい。絵もカッコいいしこちらもオススメの本です。

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ジョージア訛り? の訳がひどすぎて笑ってしまうのだ

デッドプール:モンキー・ビジネス (ShoPro Books)

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*1:出てくると思わなくてびっくりしたので一応隠しときますがMVCにも出た彼です