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気象庁ランチ

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ふとしたことから気象庁の食堂が使えることを知り、試してみることにした。

気象庁に入るとまず受付で入館の手続きをしなければいけないのだが、当然とくに用事があるわけではないのでまごつく。

カサカサのユニクロのウルトラフリースダウンを着た男、どう考えても気象庁に用事がないので心なしか受付の人の目も不審者を見るようである。

「ご用件はなんですか」

と低音の効いた声で受付の男は僕に話しかけてきた。

用件、用件って言われても……なんだ?

暇つぶしで官公庁に来る人間などいない。

僕は入館記録用紙を見てほんの一瞬戸惑ってしまった。

「納品ですか?」

違う、僕は仕入れ業者ではない。

「あの、あの……食事したいってだけで、入れるんですか」

「いいよ」

いいのかよ。

そりゃいいんだろうが緊張したぶん損したぜ。

そして入館記録に記入していくのだが、このとき所属団体or会社を書く欄があり、「大して用もないのに官公庁の入館記録に弊社の名前を残してしまったなあ」というぶつけるアテのない罪悪感を覚えたりする。

 

用紙と引き換えに入館証を受け取って、自動改札みたいなアレを通るといよいよ気象庁に入庁だ。

 

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食堂のメニューはごく一般的なものである。この手の食堂らしく、価格は安く奇をてらわず、なストロング・スタイルな食堂だ。

 

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麺弁当600円を頼んでみたがマジかよ。

安い。っていうか多い。

蕎麦(ツナギ多し)とごま塩ご飯。海老と茄子、レンコン、シシトウの天ぷら。具入り(なんか草っぽいやつ)の卵焼き、おそらくサケ、のフライが2個。イワシとレンコンの煮物。インゲンの胡麻和え。オレンジ。それに小鉢がひとつ付く。小鉢は選択式だったのだがついカレー味のマカロニサラダを選んでしまった。米と蕎麦があるからマカロニなんてもう食いたくないのに。ほうれん草の胡麻和えにするべきだった。

写真の、蕎麦つゆのそばにある黒い汁は最初吸い物かと思ったんだけどやたらしょっぱかったので天つゆだと思う。

 

で、食べてみると本当に蕎麦が多い。写真の見た目より多い。ゆで太郎のもりの7〜8割くらいある。弁当の要素の一つとしては多い。

そして全体的に味付けがしょっぱい。気象庁の職員ってのは案外体育会系なのかな?

この日は朝も残り物の関係などでそれなりボリュームあったので食べ終わった後少し苦しかった。

しかしこれで600円は安いなあ。

 

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食堂を出ると吉野家があった。

気象庁のなかに吉野家があるなんて知らなかった。

店名はやっぱり吉野家 気象庁店なんだろうか?

牛丼が食べたい、というより猛烈にこのお店のレシートが欲しい、と思った。

でももう牛丼なんて買いたくないし、日を改めるにしてもわざわざ入館のための手続きをして吉野家の牛丼なんて間抜けすぎる……。

 

これまでの人生のなかでもトップクラスにどうでもいい悩みを抱えつつ私は気象庁を出た。

ところで気象庁の隣には消防庁がある。

消防庁の食堂も一般の人が使うことができるうえ、食堂は最上階。皇居外苑がよく見えるいい眺めだという。

名物メニューとして消防ラーメンがあるらしく、気象庁の食堂より攻めた内容だ。

明日早くもまた竹橋に来る用事があるので、早速試してみようと思う。

連日官公庁ランチだ。