デアデビル:ボーンアゲインを読みました


https://www.instagram.com/p/_HKcNAkiNt/

プレイアーツ改のアーカムナイトを買いました

衝動買い。
アーカムナイトはゲーム『バットマン:アーカムナイト』に登場する、ゲームオリジナルのヴィランです。
その正体であったりとか
悲劇的な過去とかいろいろ詰め込まれたキャラクターではあるのですが
どーにもマヌケな印象が強く、「平成ライダーのヘタレキャラって愛しいよね」的なベクトルで好きなキャラクターであります。

そのうちフィギュアのレビューをしつつ、アーカムナイトとその中の人についてダラダラ書いたりしてーな

https://www.instagram.com/p/_HKpLmkiN3/

プレイアーツはじめて買ったけどデカい

デカい。




https://www.instagram.com/p/_Jxl6XkiA-/

お家に帰ったら池袋晶葉の絵を描こうと思っていたのだがデアデビル:ボーンアゲインの再販分が届いていたのでごめんなさい……

フランク・ミラーとデビッド・マツケリーによる名作中の名作と名高い『デアデビル:ボーンアゲイン』

ドラマの余波か、受注販売限定で重版がかかったので入手しました。

評判高いけど読んだことなかったのよね

そもそもデアデビル自体読んだことなかったしなあ



「ヒーローの正体が敵にバレてしまったらどうなるのか?」

ということをメチャメチャに容赦なく描いた作品。

主人公であるマット・マードックデアデビルは宿敵である暗黒街の帝王、キングピンにその素性を知られてしまいます。

それまでは昼は盲目の敏腕弁護士として順調にキャリアを積み、夜はビジランテとして方では裁けない悪を成敗する……という二重生活を送っていたマット。

ですが彼の正体を知ったキングピンによる陰謀で濡れ衣を着せられて弁護士の称号は剥奪、小切手は不渡りにされ家の電気は止まり……とじわじわ私生活を蝕まれていきます。

最後にはマンションを爆破され、やることも帰る場所を失ったマットはいよいよ精神に変調をきたしてしまうのです

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親友と電話してると思ったら相手は時刻確認の電話だったシーンはゾッとします


ヒーローも正体がわかりゃただの人だぜ!

ってことをただただ残酷に描く前半部分。

そういえばこれってまんま後の『シビル・ウォー』にてキャプテン・アメリカスパイダーマンが危惧してたことと同じシチュエーションですね


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「悪人は悪いことしてても食っていけるがヒーローはパートタイムでしかなれない!」そーいやそうだな

『ロード・トゥ・シビルウォー』収録の『アメイジングスパイダーマン#530』より


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身体はボロボロ、精神も限界、そのへんのチンピラにすら殺されかける始末……
どう見ても「こりゃもうアカンわ」という状態のマットですが、それだけにタイトルの「ボーンアゲイン」の通りにもう一度立ち上がる姿は胸にくるものがあります
意外と「痛快に復活!」ってわけじゃないんだけどね
じわじわ、順当に復活してくというか


お話は
アポカリプス、パーガトリー、パライア、ボーンアゲイン、セーブド、ゴッドアンドカントリー、アルマゲドン、の7篇からなっているのですが、なかでも『ボーンアゲイン』はすごい。
先述の通り、マットの復活はそこまで劇的なものではないんですが、5つのストーリーが目まぐるしくザッピングしながら進んでいく展開が非常に面白いです。
新聞記者 ベン・ユーリックがキングピンの一味に脅迫電話をかけられるシーンは背筋が凍るほど恐く描かれています。周りは普段通りに忙しく働いてるのに電話の先で恐ろしい脅迫を受けるベンの表情がどんどん常軌を逸したものに、かつ絵としては単純なラインになっていく姿はトラウマものです
このシーンは「すンげーなこれ!」とほんとビビりましたわ

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というわけで名作といわれるだけあって大変面白かったです。あくまで『デアデビル』なのでそんなに痛快!爽快!派手!なお話ではないんですけどね
でもドラマと違ってアベンジャーズも出るぞ!

今回の再販も受注だったので、相変わらず邦訳は手に入りにくい作品だとは思いますが、ぜひご一読してみることをオススメします

デアデビル:マン・ウィズアウト・フィアー (MARVEL)

デアデビル:マン・ウィズアウト・フィアー (MARVEL)

デアデビル:ボーン・アゲイン

デアデビル:ボーン・アゲイン






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なーんて思ったあとに部屋の片付けしながら
アントマン:セカンドチャンスマン』パラ見したらやっぱりサイコーだった

結局シリアスな作品よりちょっとコミカルなお話の方が好きみたいね
僕ね

アントマン:セカンド・チャンスマン (MARVEL)

アントマン:セカンド・チャンスマン (MARVEL)



絵。

あとえっちな絵も描いてpixivに貼っておいたよ


新たなお絵かきツールも手に入れたので有効活用したいところ