パッケージの展示会に行くと最高
今日休みなので印刷博物館でやってるこれにいってきました。
印刷博物館は江戸川橋にあってトッパン印刷ん中にあってこの展示はタダです。
僕は売り物とかの展示会を見るのが好きで、売り物の何がいいかっていうと絵とかはまあアートなので割りと「好き勝手んやりました」みたいな感じになっていくんだけど、売り物はいろんな商売があってその中でクライアントからデザイナーが仕事もらってその中でがんばってカッコよくなっていく様子にいろいろ実は物語性があるみたいなのが展示会行くと見れるのが良い。
他の展示会で言うと『デザインの解剖展』もめちゃめちゃ良かった。
もう終わってるので見れませんが、『デザインの解剖』を手がける佐藤卓さんの本とか「そうなんかー」ってめっちゃなって面白いので読むといいです。
この本も表紙だけだと全然わかんねえんだけど、何? って感じなんだけど著者さんが手掛けたプロダクトデザインイッコイッコについて語った本で、タイトルはロッテのキシトールガムの絵に書いてあるクジラ、潮吹いてんじゃんみたいな由来です。
めちゃめちゃおもしろいので読め。
で、印刷博物館の展示なんですけど「めっちゃデザインかっこいいじゃんこのパッケージ」ってだけじゃなくて「このパッケージめっちゃ工夫してるし機能美あってよくね?」みたいなのがたくさんあってよかった。
ただ撮影禁止だったので、見てきたウチいくつかをインターネット上のアレコレで「これあったわ」って言っていくので見ろ。
あと印刷博物館に行きましょう。この展示はタダです。
これいきなりかっこよくて、ヤシノミ洗剤なんですけど白い箱はあってそこに詰め替え用の袋ズバーそのまま入れるとボトルが完成するって感じでクール。
あとトロトロボトルに注ぐとかまどろっこしいことしなくていい。
あと白いしデザインがシンプルでイカす。
こういうノリで最後までいきます。
箱むしっただけなんですけどなんかそれだけでホワイトベースの脚みたいな形になって缶ビール持っていくと奥からコロコロって出てくるのが楽しいし便利ですごいみたいなやつです。
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これかなりクールで、本の形した箱に電池が入ってるんですけどそれだけでカッコよくてイカすんですけどじゃあこれなにがうれしんだよっていうと本の形してるから本棚に挿せるので、電池使いたいときに「あー電池電池どこ」ってならずに本棚いけばこないだ買った電池があるじゃん、みたいになるので便利っていう美しさと機能美が合体して最強みたいな電池です。なんか防災とか言ってるけど関係なく便利でかっこいいと思う。
https://www.shiseidogroup.jp/news/detail.html?n=00000000002050
日焼け止めがアライグマの形をしていてかわいい。
【新製品つづき】ハヤシ缶詰「新厨房楽」シリーズの新形態「レトルトパック」です。缶詰は一巻で約2~3人前ですが、個食に対応するため一人前パックを開発。書籍の形をしたパッケージに2パック入ります。面白いですね。(さらに続く)#ハヤシの日 pic.twitter.com/pfV7FbTACx
— 丸善・多摩センター店 (@tamacenterten) 2016年9月8日
これもめちゃくちゃカッコよくて本開けると中にカレールーとかが入ってるっていう「本ってかっこいいじゃん」みたいなノリで産まれたグッズです。本の中身くり抜いて麻薬とかピストル隠してるみたいでかっこいい。
酒の瓶の柄を錦鯉みたいにして箱を鯉の形に切り抜いたらだいたい錦鯉じゃんみたいな商品です。
これ死ぬほどかっこよくて目に入った一瞬「何!?」ってなる。ミニマムすぎてなんだかよくわからないけど値札とか見るとおむすびって書いてあるので「そうかおむすびモチーフなのか酒って米だもんな」って合点がいくみたいになってる。おむすびって白と黒じゃないですか。って思いつくのがまずかっこいいし上の方に古代おむすび語みたいなのが書いてあるのもよくわからなくてかっこいい。
これだけ公式っぽいリリースがいまいちなかったんですけど、オルビスの「リズムデザインコンパクト」って商品で、コンパクトを上下で赤と青にしたらカスタネットみたいでウケる!っていう発想の商品で良さがあります。カスタネット、おとなになってから見るとだいぶかわいいし延々口を閉じたり開いたりしてるとだんだん感情を覚えてきます。
酒のかっこいいパッケージシリーズなんですけど観音開きの箱をパカッと開けると扉にそれぞれショットグラスがくっついててかっこいい。免税店にしか売ってない。
これもかなりよくて、ういろうの箱なんですけどお店に並べて売るやつじゃなくて対面販売しかしないやつなので商品名とか刷らなくてよくね? って発想で箱に永久に「米」って書いてみちゃったやつです。あと開けると味違いのういろうで市松模様になっててかっこいい。展示会の説明に「色違いのういろうで作られた市松模様は広がっていく田んぼを想起させる」って書いてあったけど流石にそれは言い過ぎだろって思った。
こんな感じで延々いいパッケージが飾ってあって良いので印刷博物館に行け。
デザイン、我々素人が普段行きてると
「本の表紙、イイ~」
とか
「映画のポスター、カッコイイ~」
とか
「ゲームのタイトル画面、最高」
とか思ったりするときにデザインに思いを馳せがちなんだけど、冷静に考えるとそいつらって紙の比率とか画面の比率とかの規格に縛られてるなかでの物体なので、
そこに物質物質したプロダクトデザインって「俺が規格だ」みたいなツラしてめちゃめちゃ自由な形したパッケージの品物とかが出てきてスゲーおもしろいな、形がいろいろあっておもしろいな、ってなるのでプロダクトデザイン的な展示会はほんといいです。
実際のところめちゃめちゃ自由すぎる箱とか作るとお店屋さんから「こんなん置くところないんだが」って全然商売にならなかったりするので実は商品パッケージもいろいろあるんだけどとにかくみんな工夫してて偉いと思うしがんばってると思うのでそういう感情を覚えにいきましょう。
おわり。