味の素
ジビエを食べに行った
ジビエというのはイノシシとか熊とか……
ようするに家畜とかではなく狩猟して採った獣の肉である
多分
シカ
京都への旅を思い出す
これはイノシシの肉だ
食べてみて驚愕!
なんとイノシシの肉、味の素の味がするのである
つまりうまみ成分だ
味の素のうまみは自然のうまみ、グルタミン酸やイノシン酸を目指したものであり
つまり天然のうまみは味の素の味がするのである
もちろんずっとおいしく、うまいのだがベースは味の素だ
ヒトカゲレベル100って感じがする
あまりに体験したことがないうまみだったため、脳のライブラリから最も近い、味、味の素を探し出してしまい、僕の脳は「味の素の味だ」と思ってしまったのだ
これが面白すぎて僕はゲラゲラ笑い、半泣きになった
そのあとマガモを食べたらこれもうまみがありふぎ、化学調味料まみれのうまい棒の味を連想してしまったので口にして思わず「お菓子の味がする」と呟いてしまった
完全に料理に対する冒涜である
その後カレーを頼んだが、これもうまみが異常で、完全に味蕾の許容量を超えてしまい「味がする」としか言えなくなった
個人的にこの体験は2回目で、過去にも池袋で汁無し担々麺を食べたときにあまりに味がしすぎて「味がする」としか言えなくなってしまったのだが、今回のカレーもそうだった
ガバガバジビエを食べてガバガバ酒飲んで3時間以上居座って4000円
安いと思う
その後妹に味の素の顛末を話したら
「以前すごくおいしいマイタケを食べたら味の素の味がした」と告白してくれた
味の素は味なんだ